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モンブラン標高と、モンブラントンネル

例によって地図の掲出です。switzerland_map.gif
スイスは5つの国に国境を接する内陸国で永世中立国です。但し、海軍があります。バーゼルに軍港があり、艦艇はボーデン湖に近いライン川に碇泊です。地図には、4634mの山しか記入されていませんが、この山頂が朝日に染まるのを名付けて、イタリヤ語では又の名をモンテローザと称するデュフールスピッツェしか記入がありませんが4000m級の山は数十の峰がある、褶曲山脈アルプスのど真ん中です。
そのスイスの西南のカド、スイスフランスイタリヤ3国の国境から、フランスイタリヤの国境線に沿って、僅かに数十キロ西南に、フランスの最高峰モンブラン(白い山の意)が聳えています。
日本の教科書には、山頂がこんもり丸い山が出ていたりしますが、飛んでもない、数十のピークが連なり、その殆どが板状摂理が褶曲によって垂直に近い状態に屹立しているのですが、万年雪に厚く覆われていて、標高さえ正確に測りづらい状態でした。21世紀になってからだけでさえ、4-5回標高が訂正され、40mも離れたピークが最高峰とあらためられたり、3mも低くなったりした挙げ句、2007年GPSによって、漸く4810.9mと確定したようです。19267731.jpg
尾根に簡単には出られませんが、現在は、中間高度の一つの屹立峰エギーユ・デユ・ミデイまで、ロープウエイで上がることが出来ます。珍しい空中写真が、ある宗教雑誌に出ていましたので引用させて貰いマス。rope-way エギーユ・ヂュ・ミデイ001mc
この写真でも判るとおり、アルプスというのは、イタリヤ造山運動の結果がここにしわ寄せ褶曲山塊を作って、岩盤が殆ど垂直に切り立って居るんですね。それも単純でなく入り組んでよじれている、ピークごとに様相を異にした峰峰が連なっている、、、とても奇っ怪な連峰です。2448903.jpg
此の険しい連峰を挟む両側の峡谷の村々は、古くからサルジニア王国として、共通の領主に統治されて共通言語であったわけです。ですから古くから、この山の土手っ腹に風穴を開けて、自由に簡単に行き来できたらなあ!というトンネル願望があったわけですね。事実、18世紀の終わり近く、領民代表が領主に出した、トンネル掘鑿の嘆願書が現存していたようです。この夢に近い願いが、第二次大戦後に実現に向かって計画されて、20年近くの歳月を要して遂に1965年に開鑿成功、モンブラントンネルとして、フランスイタリヤ間最短ルートとして、完成したわけです。モンブランの位置とトンネルmc
トンネル長11.kmなにがし、トンネル口での標高が1200-1300m台の様です。完成から、35年目の1999年3月、このトンネル中央付近で、一台のトラックが出火して、トンネル火災を引き起こし、30数人が窒息死、数十人が負傷、車数十台が溶けてしまうほどのトンネル大惨事となったことはご存じの方も多いかと。その後約1年かけて、現場検証原因追及調査したあと、約2年かけて再整備、2002年に再開通しています。その後も年間約20万台の車両通行量が確保されているようです。
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テーマ : フランス - ジャンル : 海外情報

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