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パピーのフランス話:「この人の英語は分からない!」

コレも在仏当時に書いたお話です。F/JA2RMのレシプロ・ライセンスを初めて取ったとき、局の確認に、ノアゾウ(私設通信網局)の外国人免許担当官ジョアン氏と、パリ警視庁の外国人調査局の警部殿をノルマンデイ・ウルガートの自宅に案内しました。250km余ありますからたっぷり2時間余の間、途中のサービスエリア2つでそれぞれ運転交替しながらですが、、、会話続けました。「生まれたのはどこか?お袋の結婚前の旧姓はなんというのか?に始まって、一種の人定尋問です。
そのことは既に入国して直ぐ、居留申請の際に全部登録させられているから、それを見ろ!と言いたいのですが、それでは本人確認になりません。次に日本ではどこで、アマチュア無線を運用していたかをしつこく尋ねてきます。町中でやっていたこともあると言えば、BCIやTVIのインターフェアはなかったか、、、と聞くから、、、は!コレはテストだ!っと気がついて、1度ありましたよ、直ぐその家に行って、フィルター持ち込んで止めました。と答えたら、、吾が意を得たりという顔してくれたのでホッとしました。2時間余のドライブで、この林を抜けて丘を越えれば、アンテナが見える辺まで近づいたとき、ジュアン氏が、1年免許の第一号が、この人のようにキャリヤーたっぷりの、フランス語もほぼネイチブに近い会話が出来る人で、私は助かったよ、と警部に述懐していました。家に入って、窓からアンテナを見上げながら、裏の隣人は、なにする人?から始まって、もしどのバンドかとTVのチャンネルが交絡して、インタフェアが起きて、裏の婆さんが怒鳴り込んできたら、先ずどうする?から始まって又テスト、「先ず落ち着いて相手の話を充分聞きます」がどうも正解らしかった。相手が落ち着いたところで、再現してみて、パッチンフィルター2種類持って「コレで止める実験させていただけませんかと申し出てみます」。、、、そのチャンネルに効きそうな、TVフィーダーの繋ぎ口からの距離を変えて、二つのフィルターの効果を試します。どうしても駄目ならそのバンドの運用を諦めます。」と答えたら、立ち上がって「君のような人が、レシプロライセンスの第一号になってくれて、とても嬉しい是非フランスの免許試験受けて欲しいモノだ!F2RMかF5RMが空いていればいいが!と握手を求めてきました。
警部も立って、リージョナルの警部に報告しておく、おめでとうと、握手した上で、ところで、このリグは50wの様だが100Wまで使っていいんだよ、アンプリは持って居ないのか?と言うので「ないよ、50wが駄目で100wなら飛ぶと言うことはあまりない差ですから、50wで頑張りますとブック型電源を見せた。二人とも、まさか!こんな電源で?!ホントに飛ぶの?と言う顔で顔見合わせていました。
14メガでイタリーのCQがでていましたので早速呼ぶと一発応答,59が帰ってきてお二人納得。

帰りがけに警部が、「インターポリスの調書には、フランス語は「3のモワイヤン」(まあ程々の意)になっていたが4のネイチブに近い優秀に書き換えなきゃ!」と云ってくれた。結局車のなかの会話からずっと、このテストもされていたのでした。40分余懸かる最寄りの汽車の駅Liseuxまで、車で送りつけて、タバコの箱を渡してサヨナラしました。この日から1年間免許は有効でした。幸い、裏のご夫婦のTVには何事もなく、、、。秋から春までは、21メガロングパスで朝のうち日本と良く繋がりました。

それはそれとして、主題。

その後のある日、月2回の休日を、一日パリで過ごそうと、上京しました。その時の話から、、、。

、、、サンラザール駅について、メトロに飛び乗って、、、「ァ、又やった!日本人をさらけ出した!」ときつい反省と苦笑がこみ上げる。、、トタンにどこからか日本語。それも若そうな女性の声「、、、でもこの人の英語、なに云ってんだか判らないのヨオ!」と。何人かの肩越しに声のする方をそれとなく見てみると、オバハン風の女性2人と高校生ぐらいの若い子一人の3人組。少し位置をずらしてみると、そのうち2人が、LV掛け合いマークのルイヴィトンの鞄を掛けている。今でこそルイヴィトンも地下鉄に乗るようになったが、コレは、一人の日本女性がヴィトンの役員になって、社長に意見したことが奏功して、日本で短大女子大生からはやり出して女子学生の流行ブランドとして売れ出して、日本はじめ韓国、香港、台湾と伝染して女子学生のたしなみとして大流行して、ルイヴィトンが地下鉄に乗るようになったのですがそれまでは秋口に翌年の新作を発表して、翌年になったらもう前年のは流行遅れとして捨て去られるほどの権威ある高級ブランドで、女子大生でも余程のエエトコの子でないと手に出来ないブランドで、バッグの高級感と通碌する衣裳、スタイルを誇らねばならなかった程の格式と見識高いブランドで、フランスの地下鉄にヴィトンが乗ることはなかったのです。コレを日本女性店員からたたき上げて役員になったイニシャルK・M・さんの大きな手柄でルイヴィトンは息を吹き返したのです。それはそれとして、、、もう一人この3人には、フランス若マダム風の多分「案内人」が付いていました、乗換駅が近づいたと見えて、「此処で降ります、人に押されると出るどころか押し込まれますよ!」と注意。成る程『この人の英語』が判るはずはない!どこでどう間違ったか案内人を頼むルートの途中で齟齬を生じたに違いない。案内マダムはこの3人の誰かがフランス語を分かると信じて疑わない様子だし、3人側は、この人が喋っているのはまさに英語だと信じているようでもあるのだ。駅に近づいたときに一人が叫んだ、『この人が喋っているのは英語じゃなくてフランス語じゃないの?』
『アライヤだ、私英語はずっと5だったから英語ならなんとかなると思って、昨日そう言ったのに、、、フランス語だったらお手上げだわァ!どうしよう?、、』ブレーキの掛かったメトロはどっと人をはき出した。この組がその後どうなったか、、、旅の思い込みトラブルの典型。一つ一つ確認すれば避けられる、思い込みだけで通訳と案内人が一緒に雇えることは特にこの國ではあり得ないのだ。

仕事がもつれて行き違っての言い訳に日本では良く『何せ、相手のあることでして、、、』という。コレはフランスでは通らない。相手があればこそトコトン打ち合わせれば途中で齟齬を来して英語案内人のつもりが只の国語案内人に化けることはあり得ないのデス。必ずどちらかが早のみこみした結果の齟齬なのです。一ステップ宛詰めていけば早のみこみは避けやすいはず、但し『相手があるとき』です。相手のない時は自分が早合点しないことです。
もう一つこの例に関して、なぜか日本人には外国人は必ず『英語を』喋るという先入見が多少ともあるようです。この先入見も災いして、多分ホテルで、初めて会ったときから彼女はフランス語を喋っているのに言語識別さえ出来なかったのではないでしょうか?そんな事故例のように思えました。

冒頭に書いたようにフランスでウロウロするには少なくともフランス語会話が[3 moyen]グレード以上でないと一人前には扱われないことも事実です。心しましょう。

この稿終わり。
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