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中国古来種「八仙過海」の概要簡介

中国では、古今東西を通じ信仰の基本は道教です。皇帝だった人たちも例外なく道教に帰依しています。道教とは祖先を敬うことを求心力として家族が絆を得て団結し大家族となりみんなが幸せを「結果として」享受する、そのためには現在の苦難は甘んじて受け入れ「結果を信ずる」心のことのようです。この事に努力精進することを「道」を究めるとし、そういうことに一所懸命の修行者を「道士」と尊称します。この先が少しトッポくなりますが、、、道士の修業が先祖の意向に合致して、ある日(昼夜、年齢を問わない)眠って夢を見ます、先祖や先達指導の仙人が夢の中に現れて誘導してある試練を要求します。この試練に耐え、祖先の要求に応えることが出来れば、ご褒美として、ある種の「神通力」(万能ではない)が与えられ、仙人になると信じられています。

ここで思い出してください。
何を?って、オカイコの眠り!デスよ、初齢・1眠.2齢・2眠、、、とオカイコは4回眠りと脱皮を繰り返して、大きく成長し、5齢になると、口から糸を噴き出して、繭を作りこの中で自分を繭に籠もらせて、蛹になり眠り、時期が来ると、繭に中からアナを開けて抜けだし、羽化して蚕蛾になるわけですね、幼虫ムシとは似ても似つかぬ羽を持つ蛾になるわけです。艱難辛苦に耐えて修業し人間が一回りも二回りも大きくなり、一人前以上の人間性と、知識と理解力を身につけて、もうこれ以上はスーパーマンだという域に達すれば、オカイコが繭を作ってから蛾になるように、仙人になる資格が与えられると言う「5千年のオカイコの成長観察」から発想した神通力を持つ「仙人」になると言う考えですね。従って、オカイコのように羽が生えて仙人に登用されるという意味で4字熟語「羽化登仙」と表現されるわけです。葉っぱにくっついたり枝を這い回っていた青虫や毛虫が、眠りを繰り返して脱皮し繭wや蛹になってから一挙に羽化して羽が生え美しく変身して飛び去る、、、人間には限界だが、、、仙人ならさもありなんと、考えて「仙人」というモノが設定されたのでありましょう。
又「さてそこで」ですが、まあ羽化登仙した仙人も数あれドでしょうが、、、この慶祝に際だって用いられる、「八仙過海」は既に蒙古族「元」が天下を統一したときに、雑劇(京劇以前の作りの特に粗い荒技軽業入りの物語劇のこと)として、成吉思汗の前でも勿必来汗の前でも演じられるほどの定番劇となっていたようです。「呉越同舟」でもないが、神通力ある仙人が8人も束になって海を渡る、、、まあこの時代以前は日本に攻めてきた「元寇」600艘の板船でさえも、一夜の台風で海の藻屑と消えたように、荒海を乗り切るには、単能神通力ではダメで、総合力の結集が必要だったと言うことでしょう。この頃の雑劇「八仙過海」では、前項に記した八仙は、2回海を渡ります。始めは崑崙山におさまった女仙人の元締めで蟠桃(パンタオ)を管理する西王母  の高齢長寿の慶祝に出かけます。ここで、それぞれの神通力による諸芸や踊り歌舞をお見せして西王母の高齢長寿のご機嫌を取り結び御意を得ます。
日本でもそのあとは内輪の打ち上げ会無礼講ですね。八仙でコンロン山で打ち上げて、、、ヒョイと下界の東海を見ると、何か騒がしい。よく見ると、海の支配者大王 竜宮の龍王が「俺をさておいて、コンロン山の西王母が先とは猪口才な!成敗してくれるわ!」と怒っている。コレはいかんと「仙」議一決、東海に船出して龍王と一戦、神通力の限りを尽くして戦うが、張果老が船外に放り出されて捕虜になってしまう。衆寡敵せずと、天帝に奏上、天兵の応援を頼んで、漸く張果老も救いだし(コレが前回掲出の繪のシーン)辛うじて龍王を征伐する。コレが第2の過海というわけ。目出度いようでハテサテどうか。まあ結果良ければすべてよしが、ここから始まったのかどうか。結果を信ずることからいけば「目出度し、目出度し、悪龍王退散!」ではあります。

まあ目出度いついでに、八仙のキャラクター紹介すべきかもですが、それは検索エンジンに任すとして、台湾関連で珍しく、台湾郵政発行の切手で、八仙の紅一点 何仙姑 の図柄を見かけましたのでお目に掛けておきます。0063何仙姑 切手
実は、花柄の切手も日本郵政でもごまんと発行されていますが、ナーンデカ蓮の花は敬遠され、花シリーズではなく1999年のふるさとシリーズの千葉県に大写しの大賀はすが一種あるだけ
0061千葉県 大賀はす 1977
で希な存在ですが中国では、八仙の図柄の切手と共に蓮の花の切手も多いようです。因みに、何仙姑の「何」という姓は、「ホウ」で発音は「荷」に同じで、「蓮」を意味します。中国では高貴に属する姓なのです。
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