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手書きパピーニュウスから:真空管回顧録3

戦前の(昭和17年までの戦中も)放送局のお薦めラジオという意味の「局型123型放送受信機」は、5極管による再生検波と5極管出力管で、U字型磁石と紙コーンのスピーカーを鳴らすモノで、整流管はKX-12Fを用い3球式で、五極管(ぺんとーど)を使うので、前出の並み四と比較して云うときには略して「3ペン」と呼んだモノでした。5極管なら先ず間違いはないので、検波管も出力管も同じヒーター電圧2.5Vなら、UY57A又はUZ-57で検波、出力管は直熱管ならUY-38もしくはUY-47B,6.3Vなら,UZ-6C6で検波,UZ-41で出力といったところ、局型123の真空管は、3ペン形式なら何を使ってもいいという自由発想的でありました。なぜ昭和17年までか?

昭和16年、アメリカが、日本が大陸中華民国を舐めて戦線拡大侵略を止めないので、経済制裁として、石油、船舶・自動車用鋼材・冷延鋼板コイル、アルミ板、真空管などの主要産業原材料の輸出を大幅制限しますが戦線拡大するばかり。挙げ句この年6月に遂に堪忍袋の緒を切って、日米通商条約破棄を宣言、7月中旬船積分を最後に輸出禁止します。日本はその12月8日、頭に血が上って、ニイタカヤマノボレ1208を決行します。お正月までに香港・マニラ(戦前フィリピンは米領KA1)を落とし
17年2月にシンガポールを占領します。旗行列で、お祝い騒ぎでした。シンガポール島は、日本名になり「昭南島」と呼ぶことになりました。浮かれていた、4月18日、空襲警報のサイレンや汽笛が鳴ったときには既に、東京には十数機の米陸軍中型爆撃機B-25が、神田萬世橋省線の駅と橋を中心に爆弾投下、更に北上して赤羽の連隊倉庫付近に投弾、Uターンして東京湾付近のガス工場付近も空爆、東京湾上を低空で横須賀に投弾と銃撃通過、一旦海上に出て西走この頃漸く空襲警報発令、更に浜松名古屋大阪詫間などに投弾銃撃を加えて九州西方海上で燃料切れ着水。潜水艦が乗員回収逃走するという、寝耳に水攻撃が敢行されてしかも成功するという、世にも屈辱的、全体制上の怠慢欠陥を衝かれた形でした。政府東京府知事を初めお偉いさんは大変、陸海軍の敵の攻撃検知はどうなっているの?と云いたいが、いえない。東京府の上意下達命令指揮系統が屋上屋を重ねる状態で、たかが「空襲警報」のサイレン鳴らすのに、30分近くも懸かるお役人社会の実情が判って、唖然!,,,何かを変えなきゃ具合が悪い,,,他にも色々弄って薄めよう、(なに実情はそう大きく直ぐには代わるモノじゃないワイ!が本音なのだが)で半年かかって、35区のママ、東京府東京市が35区を含めた東京都になった。更に、敵性語、カタカナ英語の日本語化の強制、学校の洋的ゲームの廃止、日本武道(女子は薙刀と弓道奨励)と銃剣術の強化、、、、等々が実行に移されたのがこの電撃空爆から約半年後の10月1日。東京都の制定はこのドウリットル空襲の所産で、昭和17年(1942)10月1日です。
この敵性文化の排斥、で半年の苦労で作られた日本式真空管の命名法が誕生、今も使われています。6R-R8;6WC5;6ZDH3;12Y-V1;など最も有名なのが6Z-P1かな?数字で書くよりカタカナで「ロクゼットピーワン」と読みを書くと懐かしい。コレ戦後の取り決めだと思っている人は間違い、東京都と同じ昭和17年の空襲の所産。ついでに書くと。このとき一番大きな100kgばくだんの一つが、万世橋の下の掘りに沈んで爆発、一般に地上での爆発なら100kgなりの上方への飛散が主だが、水に沈んで破裂すると、水圧分が加わって水底に余計な圧力が加わります。(異種金属板の爆着加工に有効利用されている原理です)この影響で、更に水圧の掛かった17年の6月豪雨で掘りの水嵩ました圧力で地下鉄銀座線萬世橋駅で出水、1ヶ月半銀座線は三越-上野間が不通となり、その後、萬世橋駅は廃止となり、須田町駅が開業しています。又省線の萬世橋駅は空爆で駅舎もホームも破壊激しく廃駅となり、駅舎の一部は、戦後、ラジオガーデンとして再生、神田ー須田町ー淡路町間のラジオ部品露天商の人たちを統合収容しました。

この戦時敵性文化排斥日本式真空管命名法:は,,,

1.あたまの数字は、四捨五入に準じてヒーター/フィラメントのヴォルテージを示す。但し12.6Vは13が、気に入らない人もあるので12とする。という粋な計らいがある。
2. 2字目の文字は、ソケットの足の数を文字化したモノ、4X5Y6Z7W8G(以上S/STベースの);7M9R(以上ミニチュア),,,
3.ハイフンの次の文字は、電極の機能別を表す字号、複数可。A低増幅率三極出力Bビーム出力C周波数変換D二極検波E同調指示H高増幅率3極K整流L低増幅率3極M中増幅率3極P5極出力R高周波用シャープカットオフ5極増幅TサイラトロンV高周波用可変増幅率5極増幅、、、。
4、末尾の1-2桁の数字、開発順ナンバーを示し設計の違いを区分する。
等を決めている。

現在も通信機器用の真空管ケーブル端末機器の増幅器や送信管などの保守用にはこのナンバー命名法が生きている様です。
戦中戦後の国民型1号トランスレス用真空管シリーズ12Y-V1,,,12Y-R1,,,12Z-P1,,,24Z-K2など特に日本設計開発真空管はこの命名法ですね。有名名開発管6WC5や3YP1,6ZP1などはいつもハイフン無しですね。
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