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7MHz50W針金アンテナで

又、いきなり地図ですいません。CQ map ori001mc
1986年からノルマンデイーのウルガートの丘から足かけ5年、相互運用協定でF/JA2RM固定局として、FT757GXM50W、針金ダブルウインドム、地上高13m給電点で運用したときの話です。地図は大体7MHzJ3Eでコンデイション次第で聞こえる範囲を示しました。相変わらずCO誌付録のHAM mapを活用させていただいております。
F-JA2RM QSL02mc
QTHは、この後追いQSLのノルマンデイー・デバークモン海岸の東、限りなくグリニッチ・メリデイアンに近い(あと4400m程でした)海岸から450mほどの西向きの海抜65mの岩がけの上のいえ、残念なことに後東側に、標高123mの小高いハンググライダーのメッカの頂点の山を背負っておりました。地球上で一番古い玄武岩の露出で有名な岩山で、接地抵抗は測りようがなく高く、ミストラル海霧が崖下に漂うようなときには低空雷を下に聞く有様でした。
緯度は地図にも見られるとおり北緯49度約20分日本付近で言えば、サハリンUA0Fの昔の国境線北緯50度線の誤差範囲、と言う北の果てに当たります。
ダブルウインドムというアンテナ、お判りですか?JARLの講習会で教えると言う「正しいアンテナ」には無さそうです。北海道のある4級ハムには叱られましたが、正しいアンテナとは、、、、「プロが設計して、、、プロがつくって、,,,お金を取って売っているアンテナ」だと言うんです。アマチュア無線というのは「アマチュアの無い」線のことなのでしょうか?ね。日本語も私ども戦前派の老人には随分難しくなりました。
ウインドムというアンテナとは、充分高い空中の41mのアンテナで言うと、41mの半端な途中27m14mの点で単線給電すると、「単線の対地インピーダンス」は、限りなく300オームに近い値となる、と言う原理に基づく単線給電のアンテナです。ここで二つに切って27mと14mにして300オームのテレビフィーダーで繋ぐわけではありません。この事が判らないとこのアンテナは使えません。
一方、41mの波長に対して、その1/2を更に2分した、10m+10mのダイポールは1/2波長で中央給電で電流給電で、励振出来ますね。同じ波長で、3/2波長の線を2分して中央給電すればどうでしょう?やはり同じ電流給電で、励振可能ですね。1波長の線を1/4波長と3/4波長のところで切って、給電すると、給電点のインピーダンスは判りませんが、兎に角、電流給電で励振できそうなものだと気がつきますね。コレが単線給電でないウインドムの基礎になります。この事を一旦忘れてください。
では、λ/4+λ/4のダイポールと、3λ/4+3λ/4のダイポールを、同じ給電点で繋いで両翼としたダイポールは、何と呼べばいいのでしょう?ハイ、コレがダブルウインドムです。この方が、給電点インピーダンスの調整が50-75オームで、両翼の4本の線の傾斜とトリミング次第で調整することで、50オームににすることが可能で使いやすいウインドムとなるのです。ダブルダイポールとも考えられます。概念図001mc

日本で言うDIYどいとくん、フランスで言うブリコラージュで、差し込み式のテレビポール10本を買ってきて繋ぎ、先っぽにロープを通した滑車を付けて、ロープに自作の7-28メガ用の1:1空芯哺乳瓶バリュン(カードの写真参照)をつけ、この端子に14/21/28メガ用の3バンドのダブルウインドムのエレメントを同軸コネクターに20mほどの5D-2Vを繋いでしゃっくに引き込み、ロープを引いてバリュンをトップにあげ、各バンドのエレメント長を最後は1cmまで調整して、目標周波数でSWRが1.00しかも各エレメントの先端に緑蛍光ネオン放電豆球を付けて、各バンドの上下エッジでの放電強度のアンバランスを確かめて、左右のエレメントの長さ調整を1cmまでやり、結局ロープの上げ下ろしを総計140回ほどして、7MHzはλ/2ダイポールとして、あとは3バンドともダブルウインドムとして完全SWR=1.00調整し、自作手動アンテナチューナーで、周波数の偏差はチューニングしてSWR=1.00にして運用しました。
敷地の関係で、さすがに差し渡し60mの7メガでのダブルウインドムを張ることは断念したので、7メガはλ/2のダイポール丈でしたがJ3Eでも50エンテイテイーを越えるコンファームが可能で、さすがにヨーロッパ、狭い密集地の観でした。夏のEスポシーズンの28メガもとても賑やかで、OE,HA,YO,LZなどの夏山を楽しむQRP局の電波とも午後11時の日暮れまでバッチリ楽しむことが出来ました。北緯50度では未だ白夜までは行かず、夏至前後で、まっ黒暗い夜が約1時間キレイな紫色の薄明天が各前後1時間づつほど、午前3時過ぎには夜が明けた感じで、寝不足になりがちでしたが、出勤前退勤後に余裕があり、夏はアンテナ調整のシーズンを兼ねていて忙しかったのです。
前項のバルト海沿岸国なども、7メガでCQを発すれば、ドッグパイルを受けその中から拾った局のカードも掲げてあるわけです。

日曜日や英国の休日のお昼前には、7MHzはドーバー海峡の対岸イギリスの退役軍人達の電波でいっぱいでしたが、ある朝、このダブルウインドムを使っていると言っただけで、急に親しみを込めてほかの局からもブレークされるようになり、なんだ退役軍人じゃないのか!などと笑い飛ばされながらもアンテナの話などを聞かせて貰ったモノでした。英国では、この人々の間ではWARCバンドを使う人は殆どルイ・ヴァーニーズ詰まりG5RVですが、クラシカル・バンドだけの局はよくこのダブルウインドムを使うのだそうです。21メガ以上のDXにはこちらがルイ・ヴァーニーズより飛びが良いと言っていました。

PS:1986年-1991年の間に当局のF/JA2RMと交信された方で、上掲のカラー交信証がJARL経由で届いていない方は、E-mailでお申し越し下さい。jarl経由又はSASEに限りお届けいたします。
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テーマ : ヨーロッパ - ジャンル : 海外情報

コメント

正しいアンテナ

はじめまして、
とてもためになるお話ばかりで
楽しく読ませてもらっています。

私の使用しているアンテナは7MHzDPにACコードを
フィーダーとしてオールバンドに出ています、
こんなアンテナだと北海道のある4級ハムに叱られるどころか
貴局に叱られそうですがいかがなものでしょうか。。。

Re: 正しいアンテナ

> はじめまして、
> とてもためになるお話ばかりで
> 楽しく読ませてもらっています。
>
> 私の使用しているアンテナは7MHzDPにACコードを
> フィーダーとしてオールバンドに出ています、
> こんなアンテナだと北海道のある4級ハムに叱られるどころか
> 貴局に叱られそうですがいかがなものでしょうか。。。

ji1ekd さま、いえいえ、「じじいの怪説」を楽しくお読みいただいて、光栄です。
それは50年以上前、岡山県玉野市でのJA4HL時代のじじいが、同軸ケーブルが高価すぎて手が出ない時代に、30診のAC 平行線コード42mを買ってきて、22m程を裂いて、20mをそのまま、フィーダーとして使ってみたことがあります。裂いたシングルコードが、片側21mずつ、で、1m足らずを、テグスを3本撚る合わせて繋ぎ、42mのダブレットアンテナとして、3.5と7メガに共用できないかと、思ったのです。エレメントになる両側のシングルコードと、フィーダーになる平行コードが作る3角の部分が、フィーダーとエレメントのインピーダンスマッチングセクションになるとは当時知らず、3.5と7とは同時には載らず、3.5はどうにか載ってくれました。7を乗せるには、やっぱり、10.5m片側x2に切り詰めたときに、なんとか、手動カプラーで載る同調点がありましたが、あまり飛んでくれず一計を案じエレメントの両端にフューズ型のネオン管を付けて、いろいろフィーダー部分の平行線を切り詰めていって、結局13.6mぐらいのところで、両端のネオン管が一番強く光るようになり、あとは、エレメントと平行線が作る3角地帯の3角形の整形で、なんとか、使っていましたが、雨が降って平行線が濡れる度にマッチングは取れなくなり、海風が吹いてフィーダーが塩田ヨロシク塩の結晶が着いてくると、もうマッチングは回復せず、結局、PVC製台所用簀の子を買ってきてばらして、スペーサーにして、平行線を裂き開いてハシゴフィーダーにして、作り直しましたョ。未だ結婚前の紅顔の美少年の頃の話ですが。
エレメントの両単位フューズ型のネオン管を付けての調整は、このノルマンデイーでのマルチバンドの調整でも大いに役立ったわけですが、、、その元になったアンテナが、、、AC 平行線コードフィーダー使用のアンテナでした。コメント投稿ありがとうございました。ハムフェアは2文字局アイボールブースにいる予定です。73

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