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衣替したバルト海沿岸諸国

いきなり地図で済みません、それもひっ傾いた地図でしてね。東北ヨウロッパの地図001mc
多分日本の文部教育では、全然地理にも西洋史にも出てこないお話でしょう。しかしアマチュア無線をやっていると、此の辺りの地理や歴史にふれないとコールサインやプレフィックスの事情がサッパリ分からないでしょうね。ロシヤの局にR1で始まる局の存在や4K1プレフィックスなど。 この地図をよく眺めておいてください。レーニンースターリン時代、このフィンランド湾の港、現在のサンクト・ペテルブルグは、レニングラードと呼びましたね。
昭和も遠くなりましたが、JA1AA庄野さんが、昭和14年の1月でしたか未だ逓信講習所の学生で、戦前の日本の法制度によるアマチュア局、即ち「私設無線電信電話実験局」でのJ2IBを開局された頃は未だ、この地区の東北ヨーロッパには独立国のコールサインプリフィックスが聞かれたそうです。ESエストニヤ、LYリトワニヤ、YLラトヴィヤなど、と。それが1年経つか立たないうちにソビエトと、ドイツが、調子を合わせて、1.2.の3!で、2国でポーランドを占領2分割しついでにソ連が、このフィンランド湾(R1MV)と、カリニングラード湾(UA2)の間のバルト海沿岸3国を無血占拠してしまって、ソ連領とすることを宣言してしまったのでした。あっという間の出来事で、国際連盟も、米英仏列強も手の打ちようがない有様。裏で仕掛けていたと言うことで、ドイツだけが益々悪者にされて、遂にフランスとの間と直ぐあとで密約相手のソ連と大戦の幕が切って落とされるのですが、、、そっちの戦争の話は省略しましょう。ただコールサインプレフィックスは、ソ連領統治下にはいった印に、リトワニアがUP、ラトビアがUQ、そしてエストニアがUR、と変わりコレが大戦後も40年以上グラスノーチ後まで続きました。はしょります、リトワニヤ QSL up1bwc006mcラトヴィア QSL uq2gns004mc
 エストニア QSL ur2rm002 mc


どうしてソヴィエトはこの3国にこだわったのでしょう。それはスターリンという、血も涙もない、知恵の周りは悪知恵なら人一倍回るという機械人間のような男の計画の実行だったのです。「スターリン主義」という計画をご存じですか?一口で言うと社会主義国経済をある程度相互融通を測り且つ独立の心が湧かないようにしておくためにすべての商品は一国内では自作完成させない様に組み合わせて生産させル組み合わせを考えたもの。たとえば自動車にしても、鋼板はA国製、プレス組み立てはB国で、タイヤはC国製、グリスはD国製、ガソリンはE国で精製、塗料はF国製、、、と、組み合わせを次々やっていくが、どうしても鉱工業生産社会主義国の絶対数が全然足りない。5カ年計画という奴で少々は増やせるが、間尺に合わない。隣の花は赤い!隣のバルト海3国にはかなりの鉱工業生産と技術がある!ヨシここを戴いてしまおうおう、が前段階としてどうしても必要になったンですね。幸い、ドイツとはポーランドの突如二分割の秘密計画が着々進行、コレだ!コレと同時に突如やれば、
、、、と悪知恵が働いて血が騒いだんですねえ。味噌もクソもドイツのセイだ!にしちまえ、、、テンで、,,近所迷惑顧みず、、、。ソ連邦時代というのはそういう時代。
それでも5カ年計画という掛け声で社会主義経済は何とか崩壊することなくソ連邦は続き、スターリン亡き後も何とか5カ年計画で、この体制を維持しました。自由世界が第1次オイルショックで急ブレーキに軋んだ頃は、このバルト海沿岸諸国は近代化5カ年計画の真っ最中で、ここからの大型発注は、日本の一部企業にとっては干天の慈雨であったはずです。不景気にウチ沈んだ港ではロシヤ文字の大型機械ばかり次々船積みされていきました。近代化計画は10数年続いて、工業技術のかなりのリニューが行われました。しかし、全体の疲弊は覆いがたかったようです。
グラスノーチで、市場経済を取り入れて疲弊した経済の再建を図りたいと言うことになって、自由度を増そうと。あに図らんや、民族間の争いが起きてしまった。経済そっちのけ。兎に角自由の旗印、コールサインプレフィックスは先ず、昭和14年の昔に戻ったというわけ。
リトワニヤ QSL ly2ww005mc
ラトヴィア QSL yl2ag003mc
 エストニア QSL 001 es1zf mc
こうして、ロシヤ領内のグルジアなどからも相撲力士に来ましたが、旧ソ連領だった、バルト海沿岸国からも、バルト「把瑠都」君が来て関脇にまでなって、、、の時代が来ました。

PS: リトワニアのプリフィックスでは、無線のペデイションなど用には、LYの他に、こんなのも用意されているようです。リトワニヤ QSL eu2p007mc
◎訂正:JA9IFF jimさんからコメントにあるように、このプレフィックスも、衣替え前のUP時代の特別イベント局用のモノで現在はEUはベラルーシ(以前のUC2)のプレフィックスだそうです。早速交信記録を調べてみたところ1988年5月始めの交信で衣替え前のもの、私の勘違いでした、お詫びして訂正します。
[誤] リトワニアのプリフィックスでは、無線のペデイションなど用には、LYの他に、こんなのも用意されているようです。
[正] リトワニアのプリフィックスでは、ソ連領時代には特別局用として,UPの他に、こんなのも用意されていたようです。
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テーマ : ヨーロッパ - ジャンル : 海外情報

コメント

EUはUP時代のプリフィックス

氷室さん、
EUはロシア連邦共和国時代のUPの特別プリフィックスだったのでは?
今はこれらのシリーズ(EU-EW)はBelarus、昔のUCに割当られてます。

Re: Re: EUはUP時代のプリフィックス

> > 氷室さん、
> > EUはロシア連邦共和国時代のUPの特別プリフィックスだったのでは?
> > 今はこれらのシリーズ(EU-EW)はBelarus、昔のUCに割当られてます。

jimさん、ご指摘有難うございます。たしかにご指摘通り、衣替え以前の88年5月の交信に91年にビューロー経由で、カードがきたので、私の早とちり、勘違いでした。変だなとは思いながらよく交信ログの照合もせず持っていたようです。有難うございました。

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