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カナリア群島の天文台群

一応「天文少年」時代を過ごした私は、俗塵離れた大西洋上のカナリア諸島に天文台があることは知っていましたが、まさかそこの勤務者と、アマチュア無線を通じて交信するとは夢にも思っていませんでした。EA8FB QSL 正mc
交信して話してみて驚いたのは、雲海の上に出て観測可能なドーム大型天文台望遠鏡が、この[Roque de Los Muchachos](仲良し仲間の岩場)連峰の上には、独立してRoque_de_los_muchachos_observatory_sunset mc
7基もあるというのです。
カナリヤ群島と言うからには、いくつもの島があるだろうとは、考えていましたがこの望遠鏡がある天文台は、その中のラ・パルマという一つの島の連峰にあるというのです。ラパルマ島所在図mc
それぞれに大学の研究室も付属しており、諸外国からの研究者も沢山住み込むそうです。不思議でもないほどにこの研究者の中にはハムが結構多いのだそうで、グランド・カナリア島には、EA8UREと言うクラブ局があり、登録メンバー中、在島者は大体50-80人程度もいるのだそうです。世界的なコンテストにこの局が参加できるのはそのお陰なのだそうです。まさに「そのお陰」で、私のCWでのJA2RMの海外交信のまだ初期の頃に、この局と交信しています。EA8URE QSL004mc
ノルマンデイーからも、今度はSSB電話で交信して、殆ど同じ写真のこのカードを貰いました。

蛇足ですが、南大西洋上には、遠洋漁業の漁船や、低開発国の漁業指導乗組員などで、漁船から/MM 運用される、日本のコール使用局が聞こえました。その多くが、12月にはいると、このカナリア群島のラスパルマスに寄港して、船を下り年一度のクリスマス正月休暇に、欧州経由で帰国され、又一月半ばにここから船に乗るのだと、、、伺いました。カナリア群島はそういう意味でも基地的な役目を果たしているようですね。ご苦労様です。
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