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小人閑居して1件!先ず自己鼓舞のために!

Blogは日記のようにと云われていますが、ニッキ(シナモン・肉桂)は好きでも小さいときから日記は嫌いで、必ず三日坊主、特に正月始めると一日だけでした。ですから日記のようにと云わないでください。
ですからうちにいて、時間があれば、小人閑居したら不善を為す代わりにBlogを書くことにしましょう。
ワケありで出かけたり、うるさいがカワユイ孫どもが来たりすれば当然閑居しないからBLOGもお休みです。

まあ20年の昔は、ノルマンデイーの鉛色の空に閉じこめられてと云うわけでも閑居したわけでもなかったが、どうした弾みだったか、手書きでパピーニュウスという紙に綴って、日本と主としてドイツの友人にこんなコト書き残しておきたいよと云うようなことを書き始めたのでした。
残念なことに、第一号誌は原稿送付先共に行方不明です。第2号からは、ドイツからDF2CWさんのご厚意によって約100号分お届けいただきました。108号からは手許にコピー原稿が残っていました。第154号まで。

第155号に相当する分が、、、JAIGの居候で、始まった、、、電脳パピーニュウス第一号なのでした。

手元に届いた手書きF/JA2RMニュウスレター第2号のその3ページ目に真空管回顧録が始まっています。特にその殆ど頭の中から流れ出るイメージの流れの速さにシンクロして書く5分画なのですが、このイラストというかイメージ画が、今日のblogによくくっついている[拍手ボタン]が一杯押されていたのですね。それを是非復刻せよとのきついお達しなのです。

小人閑居するのを待って、一日、一日復刻せざるを得ませんね。じゃあやりましょうか。


§真空管回顧録1:(0があったようです!)

前号で、VT-717A の画を描いたらリクエストがあったので、ちょっと代表的なモノを画に描いてみました。懐かしいモノですね。

真空管の色々なタイプ
このほかに、メタちゅうの開発に成功しなかった戦時中のドイツのように、ガラス球の外側に、メタル粉を樹脂で吹き付けてシールド付にしたメタル管代わりの仕様や、日本軍のようにGT管様のガラス球にトタン板を巻いてシールドしたようなモノもありました。
日本の軍用真空管のブランドというか、管球に付けられたマークはご存じでしょうか?まあ類推は出来ますでしょう?そうです、海軍は錨のマーク、陸軍は櫻のマークでした。

いずれも、もとは、米国系の管球名称番号の頭にソケット形式略称英文字を付けて、2.5VシリーズならUY-56,UZ-57,UZ-58,UY-47B、KX-12Fと云う案配、6.3VシリーズならUY76,,UZ-77,UZ78と称し、RCA系のUZ-6c6やUZ-6D6と云った如何にも米系の呼称は出来るだけ避けていましたが、UZ-77(6C6相当管)でも通信機器用は2001、低雑音管は6001というヘンな名前も使った時期があったようです。昭和16年日米通商条約が破棄され米国からの輸入が停止された前後、東芝は丁度、アイテム契約で、特殊真空管・超短波用のエーコン管955954の特許ノウハウの買い取り中で、不良率は高いままでしたが、東芝UN-955(3極管),UN-954(シャープカットオフ5極管)として国産化されました。同じシリーズのエーコン管でリモートカットオフ5極管956は特許もノウハウも要らないとして、国産化しませんでした。米国ではこれらもさらにはそのミニチュア管型シリーズ9001(シャープカットオフ5極)、9002(3極)9003(リモートカットオフ5極)も生産されたようです。戦前最後の頃の米国の雑誌で、高相互コンダクタンスの真空管が研究開発され、高周波増幅用としては7000mho~8000mhoの6AC7が、電磁偏向陰極線管(テレビのブラウン管)用のドライブ管として9000~11000mhoの6AG7(いずれもメタル管)が市販開始と報ぜられ、軍の命令で、住友真空管(戦後のNECとなる前身)が開発、トップグリッドのUZのST(ガラス)管で、MC-658-Aと云う相互コンダクタンス(mc)6.5k-8kを思わせる命名のヒータ電流強化の管内シールド付の5極管が出来ていました。
そのほか日本では戦時臨時真空管規格と称して、整流管KH-1、KH-2,KH-4,出力管PH-1、PH-2,遮蔽付増幅管RH-8,RH-6,RH-4,RH-2,などが付加されていました。

その後戦争が厳しく物資欠乏、爆撃による工場焼失で、真空管軍需生産も限られ、遂に軍用真空管は東芝発明の4.5v-12vで働く汎用真空管「ソラ」と飛行機間連絡用真空管「FM0205A」(6F7型の3極5極複合管)の2種だけしか生産できなかったようです。この「そら」はある時期に球に「そらそらおシャカ!」と酷評されることになりましたが、それは管内真空度を高めて保つ、ゲッターに使うマグネシウムを使い切ってしまい、代わりに亜鉛を使えと云う軍の命令で工場が勝手に亜鉛を使ったが、コレが肝腎の熱電子を低温でも出す希土類元素にとって触媒毒となり、真空管の致命傷となったという、、、戦時日本、貧して貪したという、、、お粗末の証拠品なのでした。

戦前昭和一桁リベラル時代、手廻しゼンマイ蓄音機から、レコードは電蓄で掛けるモノとなった時代に、「ソラ」と云うカタカナ真空管でなく、「超」という漢字の付いた真空管名が出現しています。「超」245というS管かそのST管化したUX-超45デス。コレはスピーカーを鳴らすのにダンピングを効かすために陽極抵抗を下げル詰まり陰極陽極の対向面積を出来るだけ広げるようにフィラメントもVW型にして増やし、且つ陽極も2倍使い面積に広げ又フィラメントと陽極の距離も近づけている。実はこの日本式発想がもとになって、じゃ、それを背中合わせに2セット入れて管内でパラに繋ぎ一つの低増幅率の3極管にすればもっと陽極抵抗は下がるじゃないかと、一つのビン球大型ST管に入れて、2本のAudio3極管ョ!みたいな名前を付けたのがかのRCA製の名3極管[2A3]。今様に云うならば、日本製「超」245のアイデアがRCAに「パクッ」らレたのでした。

日本の軍用通信機にはいくつか外国のモノの模倣をした型があります。受信機で有名なのは、陸軍の地一号で米国national社の、HROの模倣。ですが、、、送信機でも、九四式2型送信機でしたか、原型は807プッシュプルを、UY-807Aパラにしても自己発振しない様にと知恵を絞って807Aと云う、807のリード線ステム部分をなくした背の低い30メガまで(807は20メガが精一杯)使えるタマを開発して使っています。
この知恵も米国に「パクッ」られて本格的小型送信管6146誕生のきっかけとなっています。

(続く)
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☆ノルマンデイーでこのもとの稿を書いた頃は、未だIBM5555の時代で、やっと日本語ワープロが出来て、富士通のnifty-serve会議室で文字通信が試行錯誤されていた頃。インターネットで古典真空管の検索が出来る時代が来るとは考えも付かぬ頃、でしたが、現代復刻版にあたり引用できるモノはリンクを付けてみましたが、此処にも関係のモノで、各真空管の写真へのリンクを集めてみました。ご参考まで。
717A 'doorknob' pentode
807と807A の違い
807A
FM0205A
45と2A3
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