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真空管回顧録;19 :どんぐりコロコロ、、、エーコン管

秋です。実ります、落ちます、転げます。どんぐりは、お池に嵌るのが定番でした。今日ググって捜してみると、、、。1-2番と同じ青木存義 作詞なのかどうか判りませんが3番まである歌詞がありました。
歌詞
1~2番はならい覚えのママどじょうが出てきて、遊びましょ、というが、どんぐりはお山が恋しいと泣いてどじょうを困らせた、のですが、、、3番の子リスが出てきて落ち葉にくるんで、、、背負ってお山に持ってった。というのは始めてみましたね。
いい解決法で賛成ですネ。どんぐりに泣かれた泥鰌が、身をはかなんで駒形どじょう鍋になっちゃったなんて、、ならなくてよござんした。
駒形どじょうmc
ところで、ドングリにも、エーコン管のように単純でない「袴」を穿いたのもあるようで、、、ブナ、クヌギ、柏です。
ブナクヌギ柏mc

エーコン管のようにスッキリした「殻斗」というんだそうですが、を穿いたドングリは、いくらかずつ、背比べしても、お相撲さん並みに、スマートなのもずんぐりむっくりも多いようで、、、。
siikasinaramc.png
詳しいことは出典の、吉野・大峰氏のドングリ図鑑に譲りますが、樫の木、楢の木、椎類の一部が、こういう固い殻斗付で、稔り、マレにはそのままも落ち、大体は裸で落ちるようですね。(因みに、左上からアラカシ、イチイカシ、ウバメカシ、コナラ、ナラカシワ、ハナガカシ、マテバシイ、ミズナラ、アカカシ、ツクバネカシ、シラカシ、ウラジロカシの順です。)
ドングリは英語ではAcornデスね。上図の殻斗付のドングリを想像させる形をした真空管が、戦争前頃から英・独・米などで研究が始まった電波探信儀用などの超短波長用電波の発信・増幅用に開発されていました。扱う波長がメートルからセンチメートル域になるので、外の周辺回路と真空管の電極の距離がなるべく「真っ直ぐで最短になる」様にドングリの殻斗の上辺つまり胴の土手っ腹のガラス溜まりから、水平放射状に直接脚が出ていました。5極管ではホントにドングリのように、頭と下にも脚が出ていました。アメリカ系のモノから図を掲げます。
acorn group mc
1998年のこと、古典真空管の大権威、岡田氏によって、ドイツにもドイツの伝統4V管でエーコン管が存在したことが「真空管の標本箱」で紹介されました。ドイツでは4ホン脚の2極管もあったそうです。岡田氏の他にLA9DLのサイトにもあるのでまとめておきますとこんなリストです。
ドイツのエーコン管mc
ドイツ系acorn管mc
このエーコン管の泣き所は、電極リードをガラス溜まりから脚に抜き出すところの加工が弱点で寿命が、まちまちに短かったようです。結局アメリカでMT管など脚への抜き出し形式のボタンステムの信頼性が確認されてからは、同等電極をMT管に封じた9000シリーズに置き換えられたようです。
Acorn のMT化シリーズmc
日本やドイツでは戦時中のこと、何でも代用考案がなされ、東芝が技術輸入したはずのUN-954/955エーコン管シリーズが脚引き出しから真空漏れして不良率が下がらず悪評で、品川電機と住友真空管がこんなベース付の袴エーコン管を作っていたようでした。
ME664A-Sin_48AeFr_201410060936506a0.jpgME664A-sum_37AeFr_2014100609365164d.jpg
この袴ベース付の写真でも見られるように、どうせベース付けるならと、もっとハッキリ抜差用の抓みを付けたドイツの球も、日本でJRCが作ったそうです。RE-3;RC-4とありました。ググって捜しても写真が見つかりません。ジャンク球屋に学生アルバイトした戦後すぐのときに目にした記憶を手描きしてみたRE-3,RC-4デス。ご笑覧ください。
手描きドイツジャンクRE3 003手描きドイツジャンクRC4 001
65年もの歳月、手は震うし、記憶もぼやけて、、、ゴメン。どんぐりコロコロの歌の3番で、ドングリは、、、皆さんの、お山へ帰す「プロジェクト」の結果、仲良し子リスによって無事に恋しいお山へ帰ったようでした。一方のエーコン管はどう決着したか、電極は同軸電極となり、脚は接触環と変貌して、SylvaniaなどのRocket管という、最終形式で終熄したようでした。
sylvania Rocket tubes sc




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