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真空管回顧録:17:大戦末期にサブ・ミニチュア管登場

TVの色が付く前の週刊帯ドラに、アメリカTV映画で評判と言うことで、"コンバット"と続いて、”ギャラントマン”が、放送されました。ギャラントマンの方はかなり考証が確かで、大戦のヨーロッパ戦線のロンゲストデー以降の終盤戦フランス戦線などが割と史実に忠実に出てきていました。その中に登場したのがBackpack Radio と当時呼ばれた、背負子型の電池式電話機型ハンドセット付の無線機でPRC10という奴でした。
BPR PRC10 ttl
沖縄戦、及び、日本本土の米占領軍が80m-75mA3電話で使った、ハンデイートーキーBC611には、TV 映画ではコンバットに出ていましたがミニチュア電池管4種4球が仕込まれていましたが、、この欧州戦線でのPRC10は5m-4mFM電話で、図に入れておきましたが、サブミニチュア管4種類と、1種1球のミニチュア管による、総計10数個のサブミニチュア球の使用だったようです。
このほか、大戦末期には、さる米大学の研究室で開発され、テスト弾としては1945年4月に、ソロモン沖で某軽巡の5インチ高角砲弾で、来襲した九九艦爆一機を撃墜したVT信管で、その後、終戦間近のマリヤナ沖航空戦・海戦で、四インチ・五インチ高角砲弾の約20%にこのVT信管が使われたとのことです。世上、VT信管の効果はレーダー組み込みで、いやドップラー効果で検出して、、、抜群で、、、「七面鳥打ち」よろしくばったばったと、、、などと、言うことが、言われた時期もありましたが、米海軍省が、当時のガンカメラフィルムなどの大量映像を某大学の映像解析グルーぷに依頼して、詳細解析したところ、一般高角砲と、命中率に推計学上の有意の差は認められていない、、、と、米海軍省の報告サイトでも、はっきり、書かれています。ただこの終戦間近の米艦艇の高角砲は4インチ砲は四連装に、5インチ砲でも3連装に重装備化され、発射薬も大いに改良されて、連射間隔が大幅に短縮されて、弾幕作りがほぼ完璧化し、日本機が容易に敵艦につっこめなくなったのだと、記されています。この米海軍省のページには、この5インチ砲用のVT信管の解剖図がありました。リンクしておきます、紫文字をクリックしてご覧ください。
又、イギリス系のVertual Valve MuseumにこのVT信管の分解写真が公開されています。紫文字をクリックしてご覧ください。
たった3本のサブミニチュア管、そのうち2本が5極管、残りの一本はサイラトロン(制御格子付ガス放電管)デス、こんな構成で、レーダーやドップラー計測が出来るとは思われません。正解は、金属探知機の一種なのです。戦後、特にベトナム戦争イラク戦争など、のべつ、地雷原が敷設され、戦後、農民や知らぬ子供が、多く手足を失ったり命を落としました。
この除去には、この形式の、金属探知機が大活躍しました。何も、真空管に限ったことはないですが、、、大戦末期には未だトランジスタの実用化はなく、サブミニチュア管が使われたわけです。
金属探知機の原理の心臓部は、発振回路のコイルにあります。発振コイルに二次コイルが付けば、そのまままともに負荷ロードがつなげるのと同じ原理で、、、発振コイルの近くに金属が、近づくと、金属に渦電流が誘起され、その分発振コイルに負荷がかかります。渦電流は、開放端があるわけでもなく、鈍な、インピーダンスマッチングも会わない、Qの低い負荷ですから負荷としてはやっかいなもの、その分発振コイルに負荷がなくデイップしていた陽極電流は、金属が近づくと、急に増えることになります。この陽極電流の変化を微分して取り出して増幅し、一挙にサイラトロンを点火したのが、VT-フューズ、この陽極電流変化を、メーターで知ったり、周波数ビートの音の変化で検出したりするのが金属探知機、で原理は全く変わりません。作ってみたい方のために、典型的な、真空管の発振回路を手描きで、掲げておきましょう。
typ OSC circuit001
陽極電流を知るためのメーターの入れ場所は判りますね?Rdfのどちら側かに入れましょう。
サブミニチュア管は、戦後は、主に補聴器に、直流直結増幅回路を工夫していろいろなサブミニチュア管が作られたようです。CK5xxないしCK5XXXの3ケタか4ケタの5で始まるナンバー管の他に、この図にも掲げた1AD4など、ラジオ用の4ケタのモノも散見されました。

又サブミニチュア管を離れますが、真空管の発振回路のコイルを検出器に使ったモノとしては、戦後、5球スーパー時代に量産されたマジックアイと組み合わせて、化学実験室用に、東亜電波(株)から、高周波滴定装置、なるモノが発売されました。ラジオ少年にとっては、ヒントだけで十分で、化学に進んだ私はすぐに実験室でジャンクの機材を活用して作って、実用し、助手も先生もそれ見て感心し、作って呉れの注文続出、10台を下らない数組んだように記憶します。
高周波滴定概念図003
原理は、金属探知機と同じ原理で、プレート電流が増えてプレート電圧が降下した分を、検出して、マジックアイを開かせたり閉じさせたり、何もマジックアイは要らないんです、Ipメーターで読めばいいんです。
この時代は、東亜電波(株)他の既製品もありました。がインターネットに依れば、現在はどこの大学研究室でも手作りの、装置でご苦労様のようです。酸アルカリ以外ではR大学の発振回路のL成分と、C成分を電流変化を示差式に検出する、、、などという、のも有効のようですね。
fig6 dif HF titrater001mc





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