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秋の七草は、何のため?、、、

小倉百人一首に「きみがため、春の野に出でて、若菜摘む、我が衣でに雪は降りつつ、、、という唄がありますが、、、春の七草は、雪や霜のシーズン青菜の乏しい中で、雪などの下のローゼット状態の若菜まで摘んで、青菜の足しにしたという、、、当時の、事情にご指名の理由がありましたが、、、。
では、「月々に、月見る月は多けれど、月見る月は、この月の月」と月八つを詠み込んで、(旧暦すなわち太陰暦)八月の満月のお月見を中秋の名月として、お団子をお供えしてススキの穂を飾る、、、ススキも参加する、秋の七草とは?いったい、、、誰がいつ、どこで、何のために?でなければ、どんな経緯で?

万葉集の歌人山上憶良の「秋の野の花を詠む歌二首」に
「秋の野に咲きたる花を指折り かき数ふれば七種(くさ)の花」
「萩の花、尾花 葛花、瞿麦(なでしこ)の花、女郎花、また藤袴 朝貌(あさがお)の花」
とあるようです。これが秋の七草を決定づけて今日に至っています。但し、今日言うところの「朝顔」の花は、足利幕府・室町時代に、渡来したモノのようで、万葉の昔から野に咲いた朝開く貌は「桔梗」をおいて考えられないとして桔梗に置き換えられています。
現代式覚え唄としては、、、「萩・桔梗・尾花・なでしこ・藤袴、,葛・女郎花、秋の七草」だそうです。
この順に画像を並べてみましょう。
はぎ002
桔梗004
尾花003
なでしこ001
藤袴007
葛の花005
女郎花006
ま、春の七草に負けず劣らずむしろ、秋の野山にごくふつうに咲き乱れる、歌詠みでさえ、「名も無き」野の草とやっつけてしまいそうな、、、そして、床の間の軸の絵から抜け出した馬以外には食べられそうにもない草が花を咲かして人目を引いただけ、みたいな、、、秋の草花、、、何で、どうして、唄にまで詠み上げられて、1000年以上の時を経て、伝えられたのでしょう?
日本の風土、気候は、高温多湿、、、昔は栄養も行き届かず、衛生観念も不足で公衆衛生も行き届かず、殆どのヒトが、皮膚病をはじめとする慢性病に、悩まされていました。、、
昔のこのことを思い出させるに格好の言葉は、掃除する担当を示す「掃部のかみ=掃部守」を「カモンノカミ」と読みます。[蟹もりの守」から訛ったとされますが、奈良朝や、また平安時代の都は、水のほとりの夏涼しい木陰に、役所も住まいもしつらえられましたが、夏以外は湿りやすく、役所も住居にも、蜘蛛の子を散らすように、小蟹がウジャウジャ湧くような、状態で、、、掃除係はいつもこの蟹の追い出しに手間暇かけていた、そのくらい昔の住環境は湿気との戦いで、殆どのヒトが皮膚病にかかっていたようです。ご婦人は、鉛系や砒素系のおしろいを使うことで、皮膚病が広がるのをやっと食い止めて、その実、命を縮めて居たかも知れないほどだったようです。
他の病も同様で、頼れるモノは「薬草」、、という時代。、、これが秋の七草の「正体」だったのです!
「萩」薬用効果、婦人の目眩・のぼせ・鎮痛、それに不眠。「桔梗」薬用効果、去痰・鎮咳・扁桃腺炎・腫れ物・排膿と内外科両用の活躍。「尾花・ススキ」薬用効果、利尿・誘眠。「なでしこ」薬用効果、利尿・生理不順・膀胱炎・むくみ。「藤袴」薬用効果、皮膚の痒み止め・入浴剤・皮膚病。「葛」薬用効果、滋養強壮・解熱・下痢・二日酔い・冷え性・神経痛・皮膚病塗り薬。「女郎花」薬用効果、腫れ物・排膿・むくみ・浄血・婦人病全般。
とまあこんな案配。おわかりいただけましたか。(註:画像薬用効果は、畠山陽一著薬用効果健康料理 四季の山野草 三興出版社刊から引用多謝)
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