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戦後少し落ち着いた頃の初のカラーでソ連映画「石の花」

戦後5年未だGHQの占領統治が続いていましたが、ドイツでさえ4年で占領は終わったのに、ここで隣国でのドンパチが始まって、又チョイと長引くことになりました。マッカーサーはアイルランド人の血として日本の民主化に、イギリス帝政のような天皇制は不要で毛嫌いしていましたが米国人の日本研究者から「天皇制は日本人の命、コレを廃止したら竹槍武装蜂起を覚悟したまえ!」と言われ逆に天皇を上手に利用した方が賢明とアドヴァイスを受けたのだそうです。むしろ、NHKと言う国営放送だけのラジオ放送をなんとかすべきという結論を得て、米連邦通信委員会FCC形式に倣って、電波審議委員会と電波監理委員会を立ち上げさせ、審議委員会に放送事業について諮問したが、、、「何で?NHKの他に何か?」とすすまないのに呆れ、大正時代に昭和天皇のご成婚祝典中継等で大阪毎日と、朝日新聞が放送事業を始めようとしたのに、逓信省が待ったを掛け、放送法を作ってしまった経緯事実を委員どもに勉強させたという。しかし未だ役人中心の委員会は動きを見せず。マッカーサーはじれて、、、この委員会に1年以内に民間放送をはじめさせよ、と部下に厳命したという。こうして昭和25年に放送事業法と放送法が出来て、新聞社がこぞって民間放送の設立を急ぎ隣国ドンパチのさなか、数ヶ月の試験放送の後、昭和26年9月、大阪の新日本放送JOOR(毎日系)と、名古屋の中部日本放送JOARが本放送を開始して、あとは全国の民間放送が相次いで放送を始めたわけでした。
マッカーサーは半島事変の作戦手続き上で、重大な軍紀違反があった廉で、政敵アイゼンハウアーのやられで、失脚し、日本統治は、アイゼンハウアーの子分、格下のリッジウエイ中将に譲って、老兵は消えゆくのみのセリフを残して消え去りました。
JOOR新日本放送mc001JOOR新日本放送mc003
JOAR中部日本放送002
庶民はビックリでした。放送にコンマーシャルという、宣伝文句がくどいほど聞かされはするモノの、結構いつまでも聴いていたい流行歌や、面白いおはなし、もあって、夜更かしするほどになりました。こうしてひもじい貧しいながらも、日一日と日常生活から只生きるだけでも幸せを実感するように復興していったのでした。GHQは外国映画の封切りを奨励すると共に、外国小説の日本翻案版の日本映画は、検閲を緩めたので、数多くの日本映画がこの形式で作られましたが、相変わらず洋画にのめり込む映画ファンが相次いだのでした。日米行政協定が、昭和27年1月16日に締結調印され、日本の行政が日本政府に移管されたのですが、GHQの置きみやげに粋なのが一つ加えられていました。「思想色のないモノに限るが、ソ連映画の輸入許可」という一項でした。
直ぐに第1弾「モスクワの娘」見ていませんが確かモノクロでした。評判も聞こえないママとなり、こりゃ、、、と思った頃に、コレは素晴らしいおとぎ話でしかも勉強になる!と友人が教えてくれたのが、第2弾「石の花」でした。石の花001
はじめて見るカラー映画、それはドイツで開発されて占領でソ連に持ち去られた技術、アグファカラーで、黄色というか樺色の強い気になる色合いではありましたしたが、おとぎ話は極彩色結構、あとでコの話は既にウラル民話として有名で、歌劇にまで作られていると聞きましたが、ウラル一の銅鉱山の銅礦石マラカイト、孔雀石の彫り物石工の芸の細やかさ、その鉱山の賦存の状況と共に、驚嘆でした。250px-MoreMalachite.jpg
油彩や水彩画を描く方は、マラカイトグリーンという緑色をご存じですね、その名はこの孔雀石imagesCAFO3M3M.jpgから来ています。上の鉱山の実写のように、大小の泡泡状の鉱脈のようです。コレは一次礦石黄銅鉱などが何らかの都合で、侵食性炭酸水に溶け出して、結晶性炭酸銅CuCO3・2H2Oとして固まる2次鉱脈なのですが、、、日本でも、秋田の協和町などに出た時代もありましたが従って一般に鉱脈は細く小さいモノです。ところがこのウラルの鉱床と来たら、いずれも御殿そこのけの大きさなのですから。ビックリです。
このおとぎ話の筋書きは、数多くの方が書いておられますので、そちらに譲りましょう。職人肌のウラル随一の孔雀石石工が年老いて、貴族主人からそろそろ弟子を仕込め、と厳命され、数十人の弟子候補の子供を集めてテスト修行させてみますが、帯襷、モノにならぬ、、、と、向かい側の牧場の牧童で角笛キチガイの少年がやってみたいと名乗りでてどんな困苦にも耐え抜いて一心不乱に腕を磨いてウラル有数の石工になり、結婚しますが、この式の最中にコの青年は鉱山の女神の声を聞きます。石の花は年に一度だけ咲きます。と、、、ここから大団円、二人は最上の幸福を得てのハッピーエンド。リアルな坑内の孔雀石の肌、それにアグファカラーのおとぎ話部分の極彩色が、好対照に強烈な印象を与えてくれるまあ好1篇でした。
続いての第3弾は「交響曲シベリヤ物語」帝政ロシヤ崩壊のあおりを喰らって理不尽なシベリヤの半殺しの目のラーゲル送りとなる青年作曲家が、苦心の交響曲の作曲スコアを書いた羊皮紙十数枚をカラダに巻き込んでの極寒のシベリヤ脱出劇、、、相変わらずのアグファカラーでしたが、この紙のお陰で死線を越えて春のバイカル湖畔に来て、漸く人心地に帰り、、、映画とは一人歩きして、その後大分時を経て、歌声喫茶で、歌われた名曲、♪豊かなるザ・バイカルの、、、が流れるプラターズやビリーボーン夕日に赤い帆じゃないが夕日に映える白い帆のシーンはとても綺麗なモノでした。imageバイカル湖
青年はやがて、革命政府に見いだされて、晴れて新進音楽家になると言う、、、。
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コメント

ラジオ局のコールサインは?

JOORは、Osaka radio、JOARは、Aichi Radioの略なんですかね?

Re: ラジオ局のコールサインは?

> JOORは、Osaka radio、JOARは、Aichi Radioの略なんですかね?

おや、jimサン、ビックリするご指摘、、、気がつきませんでした!ダンケ!この頃の、電波監理総局に粋な、役人が居たのかも知れませんね。どうせ振り割るならと、局免申請の早いほうからなるべく関係深いコールサインを振り割った可能性ナシとしませんね。なるほどねえ!一つ勉強させていただきました。確かに北海道放送HBCガJOHR、1230kc/s、Hokkaidou Radio、ラジオ神戸14090kc/sがJOCR、、、関係なさそうなのが仙台放送JOIR、京都放送JOBR、朝日放送JONR1010kc/sなど。
東京各局はスタジオと送信所間の距離が長く、ケーブルの埋設に手間と時間がかかり、みんな開局試験電波発射までが、長引いたようでした。

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