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中西悟堂「春の山野に囀る小鳥」科学画報May1936

さて、この古雑誌の記事ご紹介も、当時の世界のビッグニュースだけじゃないか、科学少年の実際の生活上役立ちそうなのはないのかい?といわれそうですね。このQueen Mary号の記事の次に、標題の、当時野鳥観察、中西梧堂さんの造語では「探鳥」、今で言うならバード・ウオッチング界の大権威、中西悟堂さんの記事が写真並びに挿絵の小鳥の図と共に6ページも続くのです。
春の山野の鳥001mc
当時も、戦後までも、春の小鳥といえば、耳に聞くのはウグイス、目に映るのは、空高く上がり、停止飛翔(バードウオッチング用語ではホバリングと言うらしい)して囀るこのヒバリでした。おおヒバリ!高く又、、、sc戦後 中等音楽(三)/昭22年(作曲メンデルスゾーン作詞高野 辰之)に輪唱曲「おおヒバリ」がありました。

♪おお雲雀 高くまた軽(かろ)く 何をか歌う
天の恵(めぐみ) 地の栄(さかえ)
そを称(たた)えて 歌い
そを寿(ことほ)ぎ 歌う
リフレイン、、、恵(めぐみ)称え 栄(さかえ)寿ぎ歌う

2+3mc.jpg


<折角付けてあるルビにも、仮名遣いにも旧仮名遣いで、読みにくいかとも思いますが、そこは勉強の一部と受け取られるのがよろしいかと。>それで、この挿絵の小鳥たち、現代の図鑑や、インターネットを通じてえられる、画像と比べて、果たして?と検証してみましょうか。先ず、容易には見られなくなり、メンデルスゾーンの唄も消えてしまった、ヒバリ、、、続いてサンショウクイ
青虫を咥えたヒバリsc青虫を咥えたサンショウクイsc更にカワセミとオオヨシキリ、戦前のこの國はコンクリート護岸などは、探してもない、豊葦原のチイホ(1500)秋の瑞穂の国、、、でしたから湖岸、河岸、入り江などには、葦(葭とも言う、ここではヨシの方)や真菰が大繁茂していました。おおヨシキリはこれらの地区では田んぼの雀ほどもいたものでした。カワセミscオオヨシキリsc更に2ページ
4+5mc.jpg
次4ページ目(上)バンと(下)ヒクイナ。バンimg_hikuina.jpg
左5ページ目、上から、オオジシギ;ノビタキ:セッカ(雪加);ウグイスの順。
オオジシギノビタキ冬羽ウグイス科、せっか雀より小さいsc250px-Cettia_diphone.jpg
此処まで、検証のためにカラー写真で、検索エンジンでそれぞれの小鳥の、画像検索して、間違いのない写真を選ぶことが出来ましたが、、、ハタ!と困ったのが「ウグイス」です。検索エンジンで、ウグイス画像と入れて検索すると、その半数以上が「メジロ」なんですわ。ウイキペデイアで、ウグイスと引くとさすがにウグイスの画像でしたが、大きな見出し項目として「ウグイスとメジロの混同」項目があり、その混同の主原因が、メジロの目より、羽の鮮やかな黄緑色を国鉄(現・JR)が車両色に「鶯色」と名付けたために、花の蜜を好んで目のないメジロが梅の開花にも蜜をしたって早速現れるために、この混同が始まったようだ、、とあるようです。逆にメジロの項目にも、「メジロとウグイスの混同」の項目があり、ほぼ同様の解説があります。ついでのことにJR車両色の鶯色のメジロが梅の蜜に来た写真です。270px-Kujibairin_mejiro_06p2689sv.jpg
さてそこで、この中西梧堂大権威の第6ページ最終ページですが、、、
春の山野の鳥006mc
で前ページから解説が続く、コルリと赤ショウビン、最後は明治神宮の森に今もさえずりのの絶えることがない、♪月/日/星、ホイ、ホイ、ホイ、、、」で有名な三光鳥で締めくくっておられます。
赤ショウビン、コルリ、三光鳥の順でカラー参考写真です。
仏法僧属カワセミ科赤ショウビンコルリmc~2
3光鳥mc
末筆になりますが、ウイキペデイアで、中西悟堂を引いてみたら間違いなく私の記憶通り、「探鳥」は同氏の造語で、そのほかに「野鳥」自体も中西悟堂氏の造語のようですので、書き留めておきます。


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