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「深層崩壊」が日本を襲う、発表!

今季の梅雨入りと、その豪雨性(前前稿に書いたように中国では既に大水害)から、国土交通省が、緊急記者会見して「深層崩壊が日本を襲う」可能性が高まっていると、、、と発表した。それを承けて、6月15日午前0時20分からNHK総合TVで、NHKスペシャルで「深層崩壊が日本を襲う」が放映されました。
日本でも宅地造成地や山での地崩れはこの梅雨時に必ず数件は報道される大きさのモノが毎年起こっていますが、、、規模として、幅数十㍍長さは100mを越えないでしょう。特に危険な山の絶壁などは、建設省時代から、鉄筋コンクリート擁壁などで、手当てしているようです。が、、、この深層崩壊は、そういった、ここ数十年には、宮城岩手内陸地震の際に谷に落ちた幅百メートル級の崖(吊り橋を渡ってがけの上に消えたご夫婦が行方不明)をのぞいて日本では近年起こってはいなかったが、2年前2009年の夏、台風8号(国際的にはMorakot台風と名付けられていた)が台湾東方洋上に3日間も居座って、台湾西南部の山地に降らせた総合雨量1200ミリ(阿里山観測地点では2700ミリ)の3日間大豪雨によって、なだらかな一つの山が、幅約1km長さ約4kmと言う途方もない広大面積で厚さ約75mと言う地層構造規模での深層崩壊を起こし、人口約500人民家他百数十軒の小さなヒト村デスが,その小学校もろとも、一番端の商店2軒を残して、全村を呑み込んで、川に押し流し、川をせき止め水没させるという災害が起こったのです。台湾南部の高雄市の北東高雄縣甲仙郷小林村全村埋没、、、自然災害は斯くまで恐ろしいモノです。
ヘリ空中写真と前後比較002mc
この1村埋没、約500人が行方不明、近隣他村に働きに出ていて足止めくった約50人が命拾いしただけという、この悲劇が地殻構造土質が比較的よく似た日本でも、そろそろ起きる可能性が高まっていると言うことで、国土交通省の発表となったというのです。
この記者会見での発表の際の配布資料の別紙1「深層崩壊推定頻度マップ」をご紹介しておきます。
推定頻度マップ001mc
更に、日本で報道される、地震に伴わない一般的な崖崩れ、表層崩壊と、この深層崩壊の違いが別図で示されました。
表層と深層崩壊の違い001mc
台湾でのその後の研究調査結果や日本の中央大学派遣の地質災害調査結果の報告から前掲写真も多謝借用しておりますが、、、表層崩壊が、表土だけがスリップするのと違って、その下の地質や岩盤の風化や水の浸透による体積変化の繰り返しにより、岩盤の上層が崩れて数十メートルの厚さで剥がれて表土もろとも滑り落ちてくるというモノのようです。台湾国立中央大学の報告書から、この地層の断面図を多謝借用掲載します。
構造概念図mc
夏、日本で川の中洲などで、釣りしたり、キャンプしていて、山の方で、雷雨の気配でも平気でいて、鉄砲水で慌てるケースが良くあるようですが、「水は必ず低きに流れ」「山は必ず平地より雨量は飛躍的の多いこと」を忘れてはなりません。当時の3日間の観測雨量からの推定の分布図を参考までに掲げましょう。
もらコット台風がもたらした総雨量分布図005
盛り沢山になりますが、地層構造的に岩盤風化がこの大規模深層崩壊の一因ともなったと考えられる、泥岩の風化がほぼタマネギ状にまで進んでいたようだという日本の調査団の写した写真を借用しておきましょう。
砂岩と泥岩の違い002mc
尚、この2009台風8号で起こった、台湾のこの災害は、日本マスコミは、何でか報道が出遅れ、結果的に完全無視、、、。対岸の火事くらいに思ったのでしょう。土木重機による国際的救助にも全く参加していません。そのマスコミ不勉強をおもんぱかってか、、、国土交通省の緊急発表になったモノと思われます。
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テーマ : 自然科学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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