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アルプトランジット計画の一つのトンネル貫通、世界最長トンネル

2010年10月15日、スイスとイタリーをつなぐ、鉄道専用のトンネル、それも現用では世界最長の日本の青函トンネル53.85キロを抜く56キロ余という世界最長のトンネルが、昨日貫通したようです。このブログでは、数ヶ月前に、モンブランの標高と、、、題してフランスとイタリーを結ぶモンブラントンネルという自動車用のトンネルを紹介してあります。四周を海に囲まれた日本とは異なって、ヨーロッパは、大小様々な國がひしめき合って国境を接しています。それぞれの國には「お家の事情」と「民族の歴史」があり、国境を閲すればお互い利害関係は、天秤の揺れを生じます。経済事情は國によって様々です。どうしても軋轢が生じがちです。これを少しずつでも是正しようと欧州共同体が計画され、もうかれこれ半世紀、いろいろ試行錯誤を繰り返しつつありますが、、、一つの眼目が、このヨーロッパの中央付近にそびえ立って、交通障碍となっているアルプス山脈の克服です。政治的には、各国のトラック業者団体と政府の力関係やら複雑な事情hがありますが、、、大義的には鉄道による大量輸送が全体の輸送緩和に繋がるはずと云うことで、20年ほど前からこの「アルプス越え」つまり「アルプ・トランジット計画」が慎重検討計画され、10年前に着工、昨日56キロ余の掘進が双方繋がったようです。日本の各社の世界ニュースでは、ゴッタードトンネルと云うだけで、どこにあるやらは紹介もされていませんので、地図を示します。400px-Alptransit_project_overview_engl.jpg
西側がフランスのリヨンからスイスに入りすぐジュネーブ経由スイス内をほぼ東西に走って東側オーストリーに抜ける鉄道があり、北側は西ドイツから国境バーゼルを通って、南下し、この東西線に繋がる鉄道のほか、南ドイツミュンヘンからの主要鉄道幹線が交差し、このトンネルがあれば最短でイタリーのミラノへ抜けられるようになるわけです。
ちょっと、脱線ですが、私は1985年から、1991年ベルリンの壁崩壊の頃まで、ミッテラン大統領社会主義国フランス・ノルマンデイーで工場を建設、工場を操業し、製品をドイツを初めEC諸国に売り広げて来ましたが、、、日本の言葉「お家の事情」をつくづく感じました。フランスには、大革命以来の伝統ある、労働憲章があり、社会動力学的に労働者は強いです。敗戦国ドイツは肩身が狭く、工業力はあっても、何となく遠慮が先に立つ風情で、、、この差が30年もすると国境の西東で、大きな差になってしまう!ンですね。西ドイツの運輸組合のトラックが工業製品をフランスに運び込む量は多いんです。が帰り車は3台に2台は殆どがらがらでドイツに帰るんです。距離はたいしたことはありませんが、フランスのトラック業者は国歌マルセイエイズよろしく団結堅く、輸出品はトラック組合の正式運賃で!と声を荒げます。が威張ってみてもトラック保有台数がすくなく順番待っていては、お客さんの納期にとても間に合いません!,,と言うことで、ドイツの帰り車がフランスの組合正規運賃のほぼ1/3で、大量のドイツ行きの工業輸出品を緊急輸送してくれることになってしまうんです。やはりどこかひずみを感じましたね。,,,
鉄道貨物輸送が円滑高速であれば、この矛盾は防げると思いますが、アルプス越えでは、今まではやはりトラック輸送優先でした。
この、アルプトランジット計画のもう一つのトンネル、レッチュベルク・ルートの方がいい例でしょう。この方は、東のゴッタードトンネルより直線的にバーゼル経由の西ドイツ工業地帯から直接イタリーに結ぶとて、初め計画通り、道路と鉄道単線二本での掘進が始まりましたが、1/3ほど掘り進んだときに開通を急ぐとて、自動車用二本のみに計画変更、開通を急ぎすでに開通、後からゆっくり鉄道単線を掘り広げつつあるようです。

ゴッタルドトンネルを、検索すると、1881年に完成した標高差のある、15kmのトンネルが出てきますが、今度のは、正式には、ゴッタルドベイシス(基底)トンネルで、標高550m程度の平坦を特徴とするトンネルで、2018年完成の暁には、現在、ミュンヘンミラノ間を4時間余かかっているのを高速化し2時間で結ぼうというモノのようです。220px-Biaschina_Intermodal.jpg
400px-NEAT_GBT_engl.png
800px-Nrla_scheme.png
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テーマ : 社会ニュース - ジャンル : ニュース

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