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戦前の5mバンドまでの受信機の記事の紹介

cover+kiji mc
15年ほども前でしたでしょうか、私が在仏勤務の頃ノルマンデイーのF/JA2RMを再々お呼びいただいて、声仲間としてサポートいただいた北海道遠軽のJA8BFYさんが、渡米の折のお土産に、氷室さんの生まれ月の米国のラジオ雑誌をと古本屋を探したが、うんわるくてね、生まれ月とまでは行かなくて、1932年の8月号だが、HROのhistoryの発祥となった超短波までの受信機の記事が載っているのでまあ、これで勘弁してよ!とお土産に戴いた、記念すべき古雑誌でした。前稿で、戦前は5mバンドが戦後の6mバンドになったという項で紹介したNational社の広告の受信機の詳細記事の頁からです。
表紙と並べて掲げた頁が、その紹介記事の最初の頁、下の方に回路図は見えますね、高周波増幅無しの四極管ミキサー224、局発も224四極管、中間周波増幅は5極管2382段増幅,検波は3極管227による陽極検波,BFOは小癪にも5極管238使用です。音声出力は5極出力管247のプッシュプルです。ここまでの真空管は2.5V傍熱管で纏められています。超短波用のエーコンチューブやミニチュア管の無かった時代ですから、やむを得なかったでしょう。管球型所謂ナス管、S管でした、トップビューを写真と配置図比較で掲げておきます。Top View dupli 002 mc
写真でお判りのように、受信周波数帯を切り替えるには、この二つの箱ごと抜き上げて、ほかの箱と切りかるように裸馬、未だその後のHROのように箱を前面から抜き差しするアイデアではなかったんですね。もう2年後には、この筐体の前面下部から抜き差しするHROの歴史を通して特徴となったタイプが登場しています。National HRO history mc
1930年代にはアームストロング教授の発明のうち、もうスーパーへテロダインという、高い局部発振周波数を混合して差額を引いて中間周波に落とす方が定着しましたが、1920年代には、低い側の局部発振と混合して中間周波を取り出す方の「インフラダイン」形式も存在しています。現代でもFM放送の受信部には良くこの下側局部発振による方式が使われることがありますが、もう「インフラダイン」は死語なのか、、、スーパースーパーで済んでしまっていますね。

蛇足的に、帝国陸軍時代、昭和12年頃からですから、HRO5の時代でしょうか、この受信機の確実な機構と受信感度に興味があったようで、安立電気に特命発注して、この受信機のコピーを作らせ、以降「地一号受信機」として陸軍本隊本部及び落下傘部隊の標準装備無線機群の一員として主要受信機と指定している。
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テーマ : 歴史雑学 - ジャンル : 学問・文化・芸術

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